「カウンセリングざま」の特徴


「カウンセリングざま」では、クライエントに応じたスタイルを提供することを心がけています。一般にカウンセリングと言っても、カウンセリングの方法はカウンセラーによって多種多様です。特定の技法にこだわるカウンセラーもいれば、様々な技法を組み合わせているカウンセラーもいます。「カウンセリングざま」では、以下のことを中心にクライエントとのかかわりを持つように心がけております。

 

クライエントとの関係


あなたの立場、目線で関わります

あなたが現状どんなに苦しい状態なのか、つらい状態なのかをご相談内容だけでなく、しぐさや声のトーン、メールの文面等からも想像して、情景を浮かべながらカウンセリングをおこないます。そのためにも情報は多い方がより効果的なカウンセリングを行いやすくなりますので、必要に応じて質問もおこないます。

クライエント自ら答えを見つける関わりをします

カウンセラーがクライエントに答えを提示したり、自身の価値観や判断によってクライエントにアドバイスをしていたのではカウンセリングとは言えないと考えています。クライエントが自ら考え、答えを見つけるサポートに徹する態度がカウンセリングには必要な姿勢と考えています。


心理療法について


傾聴の姿勢を重要視し、認知行動療法・非個人的脱同一化療法を中心に、クライエントと関わります。

 

  • 認知行動療法

認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy:以下CBTと記載)とは、認知行動理論に基づく体系的な心理療法です。CBTでは、クライエントの主訴を、①環境(出来事)、②認知(思考)、③感情(気分)、④身体反応、⑤行動の5領域にわたってアセスメント(情報収集)したうえで、そのクライエントの援助に適した認知的技法と行動的技法を選択し、クライエントにそれらの技法を習得して頂くという、教育的特徴を有する積極的な心理療法です。CBTの起源は、1960年代初めにアーロン・T・ベックによって開発された認知療法です。CBTの有効性は、世界中の様々な研究で報告されています。CBTは、少なくとも短期的には最も優れた薬物療法と同等に有効で、長期的にはそれ以上に有効です。

 

  • 非個人的脱同一化療法

非個人的脱同一化療法とは、本当の私(真実)に出会うためのワークを通してクライエントの重荷を下ろす心理療法です。非個人的とは、身体は個人ではないという認識であり、脱同一化とは、私は身体ではないという認識です。人間は身体との自己同一化によって、「私は身体であり、それ自身で独立した意志をもつ個人的行為者である」という誤ったビリーフが構築されますが、この偽りの自己同一化が、まさにエゴであり混乱の原因です。実際身体は純粋な意識がそれ自体を感じるために現象化した現象的対象物のひとつであり、全体性機能の一部です。それゆえ、エゴは幻想であり、身体はそれ自身で独立した意志をもたない意識の道具に過ぎず、本当の私とは、身体を通して今この瞬間を感じる純粋な意識であるという気づき(真実)へクライエントを導きます。